うさぎの飼い方は？必要なものや注意点をまとめて紹介

うさぎを飼うときに必要なもの

まずは、うさぎを飼うときに用意しておきたいアイテムをご紹介します。室内でうさぎを飼うときには専用のケージの中に小物を揃えてあげましょう。また、餌やトイレのグッズも用意しておくことが大切です。

うさぎが快適に過ごせるような環境を作るためには、以下のようなグッズが必要となります。

・ケージ
・食器・給水器
・餌
・トイレ
・トイレ砂・トイレシーツ
・消臭剤・掃除剤
・ハウス・マット
・おもちゃ
・ハーネス
・グルーミング用品
・キャリー
・冷暖房用品

ケージ

うさぎを飼うときにはうさぎ専用のケージを使いましょう。ケージを選ぶにあたって悩むポイントとして、ケージの大きさが挙げられます。うさぎのサイズだけでなく、性格も考えながら最適な大きさのケージを選びましょう。

ケージの出入り口が大きいものや天井部分が開閉できるものを選べば、出入りの際にうさぎが不快な思いをする心配が減ります。また、不衛生になりにくい床素材のものを選ぶことで、掃除に手間がかかりません。

食器・給水器

食事をするための食器、水分補給をするための給水器はうさぎを飼うときの必須アイテムです。衛生的に使える食器を選び、ケージ内に設置しましょう。

給水器は適度に水が出るものを選び、水分補給不足を防ぎましょう。食器や給水器はたびたび洗浄する必要があるため、取り外しやすいものを選ぶことも重要です。

餌

うさぎは草食動物なので牧草を与えるだけでも生存は可能です。とはいえ、より健康に生活させるためにも、専用のフードを用意するとよいでしょう。牧草に加えてペレットフードや副食をバランスよく与え、育ち方やフンの状態をみながら餌の量の調整をしていきましょう。

急にうさぎの餌を変えてしまうと、うさぎが体調不良を起こすこともあります。新しい餌を既に慣れている食べ物に混ぜて徐々に慣れさせましょう。

トイレ

うさぎは決まった場所でトイレをするため、うさぎが選んだ場所にトイレを設置しておきましょう。うさぎのトイレがない状態で飼育すると、尿に含まれるカルシウムがケージにこびりついて落とせなくなってしまいます。最悪の場合、ケージが腐敗し破損するおそれもあるので注意しましょう。

三角タイプや四角タイプのトイレを選べば、ケージ内にうまく設置できます。ケージの衛生状態を左右する重要な器具なので、最適なタイプを選びましょう。

トイレ砂・トイレシーツ

うさぎのトイレにはトイレ砂やトイレシーツを設置して使います。トイレ砂やトイレシーツは消耗品なので、常に十分な量を準備しておきましょう。

うさぎの尿に含まれるアンモニアは次第に腐敗して匂いを放ちます。トイレ砂やトイレシーツはアンモニアの腐敗を食い止める仕組みになっているので、設置すれば高い消臭や抗菌の効果を得られます。性能の高いトイレ砂やトイレシーツを選び、快適な環境を作りましょう。

消臭剤・掃除剤

うさぎ自体には基本的に匂いはありません。しかし、うさぎが生活するケージのお手入れを怠ると、匂いが発生しやすくなってしまいます。

ケージの匂いの主な原因はうさぎの尿やフンです。うさぎのトイレ対策として、消臭剤や掃除剤があると便利です。

ハウス・マット

うさぎがより快適にくつろげるよう、ケージの内外にマットやハウスを設置してあげましょう。例えばケージの中にマットを敷いてあげれば、うさぎが快適に寝転がれるようになります。また、ハウスがあれば、うさぎはその中に隠れて安心して過ごせるようになります。

一方、姿を完全に隠せるような場所を作ると、かえって人に慣れにくくなるかもしれません。うさぎのハウスは、顔などが覗くくらいのコンパクトサイズのものを選びましょう。

おもちゃ

うさぎは成長とともに歯が伸び、時には周囲のものをかじってしまう癖があります。室内で遊ばせている時に電源コードなどをかじってしまうと危険なので、最適なおもちゃを与えましょう。

かじり木などのおもちゃがあれば、うさぎにとって気晴らしになります。また、かじり木をかじらせることには、歯の長さを適切に保てるという良さもあります。塗料などを使っていない天然木のおもちゃを選ぶのがおすすめです。

ハーネス

うさぎをお庭など外で遊ばせるときにはハーネスをつけましょう。うさぎは普段はおとなしいものですが、屋外に出すと急に走り出すことがあります。大きな音がしたときや鳥が近くを飛んだとき、普段と違う匂いを嗅いだときなどについ走ってしまうのは、臆病なうさぎならではの特徴です。

うさぎにハーネスをつけておけば、急に走ってもそのまま逃げ出してしまう心配がなくなります。体にフィットする柔らかいハーネスを選ぶことがポイントです。

グルーミング用品

うさぎの毛の生え方や質感は品種によって異なりますが、多くのうさぎの毛は皮膚近くの毛と外側の毛の2種類で構成されています。皮膚近くの毛には体を守る役割が、外側の毛には汚れをガードする役割があります。そしてうさぎの毛は季節ごとに抜けて生え変わります。

毛の生え変わり時期に丁寧なケアを行うためにも、うさぎ専用のグルーミング用品を用意しましょう。スリッカーブラシやラバーブラシがあれば、うさぎの毛をきれいに整えることができます。

キャリー

うさぎを病院に連れて行くときなどには専用のキャリーが必須です。また、キャリーがあれば外出が必要なときにもスムーズにうさぎを移動させられます。うさぎ用のキャリーは持ちやすさやサイズに注意して選びましょう。

また、キャリーの中でうさぎが足を滑らせないことや、尿が出てしまっても汚れないことなども重要です。うさぎは環境の変化に敏感な動物です。ストレスを与えないためにも、できるだけ快適に過ごせるキャリーを選びたいものです。

冷暖房用品

うさぎは快適な土の中で過ごす動物なので、寒さや暑さに順応できないことがあります。特に、急に寒くなったり急に熱くなったりという変化が起こると体調を崩すこともあります。エアコンやヒーターとともに、うさぎのケージ用の冷暖房用品を上手に活用してみましょう。

例えば、暑い時期にはひんやりと涼しいアルミマットなどがあれば快適です。冬場には冷たい外気から守るためにマットやヒーターを用意するのもおすすめです。

うさぎを飼うときの注意点

うさぎを飼うときには、うさぎが快適に過ごせる環境になるよう工夫しましょう。室温や日当たりなどに気を配るだけでなく、うさぎと適度にコミュニケーションを取ることも重要です。ここからは、うさぎを飼育する環境を整えるにあたって以下の注意点を紹介していきます。

・必要に応じてエアコンで温度調整をする
・人が常にいる場所にケージを置く
・直射日光を避ける

必要に応じてエアコンで温度調整をする

うさぎを室内飼育するときには、常に最適な室温を保つよう心掛けましょう。うさぎは18～24度くらいの環境であれば快適に過ごせるといわれます。また、湿度は40～60パーセントくらいに整えるのが最適です。

暑い夏や寒い冬の時期に外気を直接浴びてしまうと、体調不良を引き起こすかもしれません。特に夏の暑い時期にはうさぎも熱中症を発症します。また、寒い時期には体温低下による体調不良が起きることもあるので、適切な温度をキープしておきましょう。

人が常にいる場所にケージを置く

うさぎを飼育するときには、人がいる場所にケージを置いて積極的にコミュニケーションを取りましょう。人気のない場所にケージを設置した場合、うさぎはいつまでも人に慣れてくれないかもしれません。人慣れしない状態が続くと、人に対してストレスを感じやすくなる可能性もあるでしょう。

人のいる環境で飼育されたうさぎは、早い段階で人を気にせずのびのびと過ごすようになります。リビングルームなどにうさぎのケージを置き、人の存在に慣れさせることが大切です。

直射日光を避ける

うさぎを飼育するときは、直射日光の当たらない場所にケージを設置しましょう。うさぎはもともと、土に穴を掘ってその中で生活していた動物なので、直射日光を浴びるのは苦手です。日差しが当たる場所にケージを置くと、うさぎがストレスを溜めたり体調不良を起こしたりするかもしれません。

また、風通しのよい場所にケージを置くことも重要なポイントです。風通しが悪い場所にケージを置くと周囲に湿気が溜まってしまい、うさぎの健康を害する可能性があります。

ただし、エアコンの風が直接当たる場所にケージを置くのも避けましょう。室内の環境をチェックし、うさぎの飼育に適した場所を見極めましょう。

まとめ

うさぎを迎えるときには、快適な暮らしができるよう万全の準備をしてあげましょう。うさぎの飼い方を十分に把握しておくことも大切なポイントです。

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