うさぎの習性や体の特徴を知ろう!ペットとして迎える前の心得

公開日:2023.12.04 更新日:2024.02.15

うさぎは、見た目も仕草もかわいらしい生き物です。ペットとして迎える際には、毎日観察するたびに、癒される方も多いのではないでしょうか。 しかし、うさぎには野生の名残もあります。習性を知らずに飼ってしまうと、うさぎにとってストレスや危険の多い環境になるかもしれません。 そこでうさぎの習性9つについて、まとめました。体の特徴にも触れているので、ぜひチェックしてみてください。うさぎへの理解が深まれば、適切な飼育方法が分かり、コミュニケーションも取りやすくなるでしょう。

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記事の目次

うさぎが持つ習性9つをチェック!

家具の下に隠れるうさぎ

うさぎは、丸くてふわふわの毛を持ったかわいらしい動物です。また、さまざまな仕草や行動をするため、見ていて飽きないでしょう。

ただし、うさぎの仕草や行動には、習性も関係しています。うさぎを適切な環境で飼うために、9つの習性をチェックしてみましょう。

群れで行動する

うさぎは群れで行動する習性があります。自然界では、群れで行動するほうが外敵から狙われにくくて安全です。

ただし、うさぎの性格には、個体差があります。また、ペットとして飼育されていると、野生の本能が薄れることもあるため、群れを好まない子もいるでしょう。

明け方・夕暮れ・夜に活発になる

うさぎは、夜になると活発に動き回ります。これは野生で暮らしていたときの習慣です。昼間は敵から身を隠すために穴の中にいて、夜になると食べ物を探しに穴から出て活動していました。

ペットとして人と暮らすうさぎは、環境に慣れると昼間も活動するケースがあります。ただし、うさぎの本来の生活リズムを無視して、無理やり起こしたりするのはよくありません。昼間に寝ているときは、そっとしておいてあげましょう。

目を開けたまま眠る

目を開けたまま眠る姿を、見たことがあるかもしれません。これはうさぎの習性です。危険が迫ったときすぐに逃げられるように、目を開けて眠ります。

ただし ペットのうさぎは、環境に慣れたり、おおらかな性格であったりすると目をつぶって寝る子もいるでしょう。目を閉じて眠るのは、安心できる環境だという証拠です。

何でもかじろうとする

うさぎは、何でもかじろうとします。野生の頃に、草や木の葉っぱを食べていたからです。また、うさぎの歯は伸び続けるため、かじることで歯をすり減らして調整しています。

かじることは、うさぎにとって必要な行動です。止めさせるのではなく、かじり木や牧草を用意してあげましょう。危険な物をかんでケガをしないように注意することも大切です。

狭いところに入りたがる

うさぎは、狭いところに入ると安心します。自然界では、穴の中に巣を作って暮らしているからです。ケージの中をのぞくと、狭いところで落ち着いている子も多いでしょう。ケージの中に、巣箱を用意してあげるのもおすすめです。

また、うさぎには、好奇心や遊び心もあります。ちょっとした隙間に入ることもあるので、ケージの外では目を離さないようにしましょう。

穴を掘ろうとする

自然界のうさぎは穴の中に住んでいたことから、ペットのうさぎも、よく穴を掘る仕草をします。

家の中では、クッションやカーペットなどを前足で掘ろうとするでしょう。家具を壊すと間違えて破片を飲み込む恐れがあるため、穴掘りの仕草をし始めたら、できるだけ目を離さないことをおすすめします。

決まった場所でうんち・おしっこする

うさぎは、決まった場所でうんち・おしっこをします。野生のうさぎは、巣穴の近くで排せつする習性があるからです。

そのためペットのうさぎは、比較的トイレのしつけがしやすいでしょう。トイレの形や素材、敷材を決めたら、おしっこのにおいを付けて置場を決めましょう。

トイレ以外の場所で排せつしたら、拭き取ってにおいを消し、トイレに移動してあげます。きちんとトイレで排せつしたら、褒めたりおやつをあげたりすると覚えやすくなるでしょう。

縄張り意識を持っている

うさぎはケージや巣箱、おもちゃなどに自分のにおいを付ける習性があります(マーキング)。この行動をするのは、テリトリーを守るためです。

縄張り意識が強い生き物なので、においを付けることで、他の動物に自分の存在を知らせます。ペットのうさぎも、飼い主や仲間ににおいを付けるシーンがあるでしょう。それはうさぎにとって、パートナーという証しでもあります。

隅々まで毛づくろいする

うさぎは顔や体、耳など体の隅々まで毛づくろいします。また両前足を払う仕草も見られるでしょう。うさぎの丁寧な毛づくろいは、土の中で暮らしていたときの、体に付いた土を払う行動の名残と考えられます。

仲間やパートナーとの関係を深めるために、うさぎ同士で毛づくろいし合うこともあるでしょう。うさぎにとって毛づくろいは、安心や愛情を表すコミュニケーションのひとつでもあるのです。

うさぎの体の特徴は?

横向きのうさぎ

うさぎといえば、長い耳や大きな目、よく動く鼻が特徴です。ジャンプ力のある足を想像する方もいるかもしれません。それぞれ体の部位には、特徴と役割があります。うさぎへの理解を深めるために、ぜひチェックしてみてください。

長い耳

うさぎの耳は長くて、音が集まりやすい形です。敵と仲間の音を聞き分けるために、よく耳を動かして情報取集をします。左右の耳を別々の方向に動かして、音が聞こえてくる場所を特定することも可能です。

また、うさぎの耳には、体温を調節する役割もあります。うさぎは汗をかけないため、暑い日には耳に風を当てて体温を下げるのです。

大きな目

大きな目も、うさぎの特徴のひとつです。パッチリとしてかわいらしいだけでなく、うさぎの目はとても優れています。

目が顔の横にあることで視野が広く、ほぼ360度見渡せるでしょう。また、うさぎの目は光に対する感度が、人の目のおおよそ8倍といわれています。薄暗くてもよく見えるため、部屋の電気を消したとしても、物にぶつかることはないでしょう。

よく動く鼻

うさぎの鼻をじっと見つめてみると、よく動いていることに気付くでしょう。鼻をよく動かすのは、鼻呼吸をするためでもありますが、周囲のにおいを嗅いでいるからです。

うさぎの鼻の動きは、状況や気持ちによっても変わります。リラックスしているとゆっくり動き、興奮していると速く動くときがあるので観察してみるとよいでしょう。

またうれしいときにプープー鼻を鳴らすこともあります。鼻の動く理由を知ることで、うさぎとのコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。

割れた上唇とすぐ伸びる歯

うさぎは、割れた上唇とすぐ伸びる歯が特徴です。上唇が割れているのは、食べ物をはさんだり、かんだりするのに便利だからです。

歯は常生歯といって、折れたりすり減ったりしてもまた伸びてきます。犬歯はなく、前歯と奥歯のみで合計すると28本です。うさぎは牧草を食べることで、歯の伸びすぎを防いでいます。

長いヒゲ

うさぎの長いヒゲは、死角を補う役割をしています。特に口周りはよく見えないため、ヒゲの感覚が頼りです。

道の幅を測ったり、暗闇で通り道を見つけたりと器用に使います。うさぎのヒゲは敏感なので、仲間や飼い主とのコミュニケーションにも使えるでしょう。

ジャンプ力とキック力に優れた足

うさぎは、ジャンプ力とキック力に優れた足も特徴です。ジャンプやキックで敵から身を守ったり、仲間と遊んだりします。

前足は穴を掘るときや食べ物をつかむのに役立ち、長い後足はジャンプや走るのに便利です。前足には5本、後足には4本の指があります。足裏に肉球はなく、厚い毛で覆われているため、寒い日や暑い日も平気です。

ふわふわの毛

うさぎをなでると、ふわふわの毛に気付くでしょう。毛は2層になっています。下毛は短くてやわらかく、表面の保護毛は長くやや硬い毛です。また子うさぎの場合には、ベビーファーと呼ばれるとてもやわらかい毛が生えています。

うさぎの毛は、季節によって生え変わるのも特徴のひとつです。夏と冬にはたくさん毛が抜けるため、定期的にブラッシングしてあげましょう。

弱い骨

うさぎは、骨が弱いので注意しなければなりません。骨の比率は体重の8%で、鳥と同じです。高いところから落ちると、骨折する可能性があります。

骨折を防ぐためには、安全な環境で飼育をしているか気にかけることが大切です。抱っこは、座って安定感のある状態でしましょう。また、高い場所にケージを設置するのは、おすすめしません。

うさぎの習性を知って快適な生活環境を整えよう!

うさぎをペットとしてお迎えするとき、習性を理解して飼育用品をそろえましょう。ストレスや暑さ・寒さに弱い生き物なので、安心して過ごせる環境を整えます。以下に、基本のうさぎ飼育用品をまとめました。

【飼育用品と選ぶポイント】

ケージ ・動き回れるサイズを選ぶ
・取り外し、丸洗いができると便利
・ケガの危険がないか確認する
給水器 ・取り外し、丸洗いができると手入れしやすい
・うさぎが飲みやすい形状を選ぶ
・主食は牧草を用意する
・ペレットは栄養バランスを考慮する
・適宜おやつも用意しておくとよい
トイレ・砂・シーツ ・ケージに合うサイズを選ぶ
・三角タイプと四角タイプがある(大きなうさぎには四角がおすすめ)
・トイレ砂またはトイレシーツを用意する
お掃除グッズ 抗菌・消臭力が高いお掃除剤、消臭剤を選ぶ
冷暖房用品 ・暑さ対策に冷却マット、ひんやりプレートなどを用意する
・寒さ対策にヒーターなどを用意する

うさぎの習性に合う飼育アイテムなら「マルカン」がおすすめ!

うさぎの習性に合う飼育アイテムは、マルカンの商品がおすすめです。飼育に必要なグッズが豊富にあるため、うさぎの性格や大きさに合わせて買いそろえやすいでしょう。

例えばマルカンのうさぎ用ケージは、三角トイレ付きのスターターセットや広々と使えるワイドサイズなどがあります。トイレの種類もスクエアと三角があり、うさぎの好みに合わせて選べるのがポイントです。

どのような飼育アイテムならうさぎが快適に過ごせるか、イメージしながら選ぶとよいでしょう。

参考:『小動物の製品』

まとめ

ケージの中にいる後ろ姿のうさぎ

うさぎには、何でもかじろうとする、狭いところに入りたがるといった習性があります。習性を知っておけば、飼育に必要なアイテムが分かるでしょう。うさぎ飼育にはケージやトイレ、給水器だけでなく牧草や冷暖房用品も必要です。

うさぎの飼育アイテムをお探しなら、マルカンのうさぎ用品がおすすめです。さまざまなうさぎ用品があるので、公式サイトをぜひチェックしてみてください。

また、PAGEでは、うさぎの種類や飼い方についての情報を発信しております。
うさぎの種類について気になる方はぜひ「うさぎの種類」をチェックしてみましょう。

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