ハムスターのくしゃみが止まらない原因を解説!プスプス鳴くのは風邪?

公開日:2023.09.27 更新日:2024.02.15

ハムスターは限られたスペースで飼育できます。外での散歩も必要なく、鳴き声も小さいので、飼育しやすくペットとしても人気です。 しかし、小さな生き物なので、健康管理には十分に気を付ける必要があります。もしハムスターのくしゃみが続いているなら、原因を探り対処しましょう。 本記事ではハムスターのくしゃみが止まらない原因と対処法についてまとめました。健康管理や飼育環境を整えるのに、おすすめの飼育アイテムも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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記事の目次

まずはくしゃみの音と鼻水の有無を確認!

ケージの中にしゃがんで遠くを見つめるハムスター

ハムスターからプスプスという音が聞こえたら、くしゃみなのか鳴き声なのかの確認が必要です。「キュッキュッ」「プップップッ」という音とともに身を震わせる場合は、体調不良によるくしゃみの疑いがあります。

鼻水が出ていたら風邪やアレルギー反応の可能性もあるので、チェックしてみましょう。奇妙な鳴き声の他に症状が見られないなら、怒っていたりストレスを感じていたりするかもしれません。

例えば寝ているのに無理に起こしたり、縄張り意識の強いオス同士を出合わせたりしても「ジジッ」「キュキュ」などと鳴きます。

ハムスターがくしゃみ連発!原因は?

ウッドチップの上で立ち止まるハムスター

ハムスターのくしゃみが続いている場合「もしかして病気なのだろうか」と、心配になるかもしれません。

くしゃみにはさまざまな原因があり、ハムスターの健康状態がよくないケースもあります。正しい対処をするために、考えられるくしゃみの原因をチェックしてみましょう。

風邪やウイルスによる鼻腔の炎症

ハムスターは人間と同じように、風邪をひくとくしゃみや鼻水などの症状を引き起こします。なぜなら風邪ウイルスによって、鼻の粘膜が炎症を起こすためです。

風邪によるくしゃみや鼻水の疑いがある場合は、発熱や食欲不振といった症状の有無も確認し、室内を暖かくして安静にさせます。症状が重い場合は、動物病院に連れて行き、診察してもらいましょう。

ほこりや床材の粉を吸い込んだことによる反応

ハムスターは鼻が敏感な動物です。ほこりや床材の粉じんを吸い込むと、くしゃみが止まらない子もいます。その場合、元気はあるのに鼻水や目やにが出ているかもしれません。

また床材の素材によって、アレルギー反応を起こす場合もあります。くしゃみをするだけでなく、体をかゆがったり脱毛が見られたりする場合には、普段使っている床材の素材をチェックしてみましょう。

細菌や真菌が原因の呼吸器系異常

ケージ内の湿度が高いと、細菌や真菌(カビ)が繁殖しやすくなります。細菌や真菌は、くしゃみだけでなく鼻水や目やにの他、呼吸困難といった重篤な症状を引き起こす可能性もあるため注意しましょう。

また定期的に掃除をしていないケージでは、ダニが繁殖する恐れもあります。毛が抜けたり皮膚にフケが出たりしている場合も、飼育環境を見直すタイミングです。

ストレスによる興奮状態

環境や食事の変化、運動不足などでストレスを感じたハムスターが興奮状態になると、呼吸が荒くなります。通常よりも呼吸が荒いと、くしゃみのような音に聞こえることもあるでしょう。

ストレスが原因の場合、元気はあるのに鼻をプスプスと鳴らします。ハムスターは大きな音やにおいに敏感で、気温の変化にも弱い生き物です。飼育環境によるストレスの原因を見つけて改善したり、ハムスターに優しく接したりして様子を見ましょう。

ハムスターのくしゃみが止まらない!原因別の対処法

埋もれているハムスター

ハムスターのくしゃみは、原因によって対処法が異なります。例えば風邪の場合は温度調整、ほこりや床材によるくしゃみなら定期的な掃除が必要です。重症化するのを防ぐためにも、原因別の対処法を把握しておきましょう。

風邪:温度を上げて安静に

ハムスターが風邪をひいたら、室温を暖かくして安静にしてあげましょう。冬の時期は、ハムスター用のヒーターを設置してケージ内を20度~25度に保ちます。夏場にエアコンを稼働させているなら、室内の温度をチェックして冷えすぎないように注意が必要です。

また人間の風邪のように、食欲が低下することもあるでしょう。もし、いつもよりも食欲がないなら、やわらかいフードや食いつきのよい餌を与えてみてください。

ほこりや床材:ケージを掃除して新しい床材に

ケージ内でほこりや床材の粉を吸い込むと、異物を体の外に出すためにくしゃみをします。「時々しか掃除をしていない」という場合は、下記の掃除頻度を心がけましょう。

【掃除の頻度】
・都度掃除:汚れたトイレ、汚れた床材
・1日~3日に1回:トイレの容器・ケージの底の掃除
・1か月に1回程度:ケージの丸洗い・おもちゃやインテリアのお手入れ

床材の素材でアレルギー反応を起こすケースもあります。針葉樹の床材はアレルギー反応が出ることもあるため、広葉樹の床材、ペーパーチップ(紙の床材)、コーンチップ(とうもろこしの床材)などを試してみるのもよいでしょう。

細菌・真菌:ハムスター用品を殺菌して衛生的に

ケージ内の湿度や温度が高いと、細菌や真菌(カビ)が繁殖しやすくなります。細菌・真菌の発生を防ぐためにも、ケージやハムスター用品は定期的に殺菌しましょう。ペット用の消毒スプレーの使用や、ケージの丸洗いもおすすめです。

ただし、ハムスターは縄張り意識が高いため、ケージからにおいが消えていると落ち着かないこともあります。床材をすべて取り換えるのではなく、できるだけきれいな部分を1/3程度は残しておきましょう。

ストレスや興奮:飼育環境を見直して安心できるように

ストレスや興奮によるくしゃみは、ハムスターの様子を観察して原因を探りましょう。もし夜行性のハムスターを昼間に起こして触っているなら、そっと寝かせてあげるのが大切です。

また、ひとつのケージで複数飼育するのもできるだけ避けましょう。飼育環境を見直し、ハムスターが安心して過ごせるように心がけます。

ケージの回りで大きな音がしたり強いにおいを感じたりしないか、日頃から適度に運動できているかといった項目もチェックしましょう。運動不足の解消には、回し車やトンネルの設置なども有効です。

原因不明のくしゃみや重い症状など心配なときは病院へ!

「ハムスターがくしゃみをする原因が不明」「具合が悪そうで悪化しないか心配」といった場合には、動物病院を受診しましょう。

受診する前に、最寄りの動物病院がハムスターを診察しているか問い合わせておくと安心です。動物病院の選び方や診察時に伝えることは、以下を参考にしてみてください。

【動物病院の選び方】
・ハムスターを診察できる獣医師がいる
・通院しやすい距離にある
・適正な診察料を設定している

【診察時に伝えること】
・いつ頃からくしゃみをしているか
・くしゃみ以外の症状はあるか
・普段と違う仕草をしているか
・飼育環境に変化はないか
・食欲、排せつはあるか

病院に連れて行くときは、ハムスター用キャリーケースか小さなケージに入れてあげましょう。

マルカンのおすすめハムスター用品で飼育環境を整えよう!

ケージの中にいるハムスター

ハムスターは比較的飼いやすい動物ですが、気温の変化やストレスに敏感なので飼育環境には気を付けなければなりません。そこで、ケージ内で健康的に過ごせるように、マルカンのおすすめハムスター用品をご紹介します。

ぽかぽかあったか「ほっとハム暖」

ハムスターは寒さに弱い動物です。夏の冷房が効いた部屋や寒い冬の時期には、ハムスターが凍えてしまう恐れがあります。そのようなときに便利なのが、マルカンの「ほっとハム暖」です。

遠赤綿使用のお布団(または寝袋)が、中に入ったハムスターの温かさをキープします。フワフワな素材のお布団の中から顔をのぞかせるハムスターの、かわいらしい姿も楽しめるでしょう。

参考:『ほっとハム暖 ポケハムベッド おふとん』

参考:『ほっとハム暖 ポケハムベッド ねぶくろ』

ケージの汚れ落としに「ミニマルクリーン」

ハムスターのケージ内は、清潔に保つ必要があります。ケージの中が汚れていると、多湿により体調不良を起こしたり、カビが発生したりするかもしれません。汚れ落としに便利なのがマルカンの「ミニマルクリーン」です。

ミニマルクリーンは、ケージやハムスター用品の汚れ落としに使う、植物由来のお掃除スプレーです。消臭・除菌に優れているだけでなく、ハムスターや環境にも優しいため、気軽に使えます。

「ハムスターのケージを清潔にしたい」「健康被害の少ない商品を探している」という方は、ぜひお試しください。

参考:『ミニマルクリーン 毎日お掃除スプレー』

天然広葉樹パルプ100%使用の「ふんわりマット」

ハムスターは、床材の中で遊んだり寝たりします。床材を選ぶ際には、快適さや健康面への影響についても考えなければなりません。「適している床材が分からない」と悩んでいるなら、マルカンの「クリーンマット ふんわり仕上げ」を使ってみてください。

天然広葉樹パルプを100%使用しているため、ナチュラル素材にこだわる方にもおすすめです。フワフワで包み込むような素材は、ハムスターに快適な寝心地を与えるでしょう。

さらに消臭性・抗菌性も高く、ダニが嫌がるハーブ成分配合で、ケージ内を清潔に保ちます。

参考:『クリーンマット ふんわり仕上げ お徳用』

健康をサポートする「ドワーフハムスター専用フード」

ハムスターの食事の与え方によって、健康や寿命が変わります。栄養バランスの偏りや餌の与えすぎには、注意しましょう。

マルカンの「ビープレミアム」 は、栄養の宝庫であるミツバチ天然生産物を配合した、ハムスター用プレミアムフードです。優れた栄養バランスと抗酸化成分で、免疫力維持をサポートします。

「ドワーフハムスター専用」の他、「ゴールデンハムスター専用」もご用意しております。

参考:『ハムスターフード ビープレミアム ドワーフ』

参考:『ハムスターフード ビープレミアム ゴールデン』

まとめ

ケージから顔を出すハムスター

ハムスターのくしゃみは、原因別に対処する必要があります。風邪の場合には適切な温度管理、ストレスの場合には飼育環境の見直しなど、迅速な対応で安心できる環境を整えましょう。

小さくてかわいらしいハムスターが長く元気に過ごせるよう、ペット用品の総合メーカーマルカンではバラエティーに富んだハムスター用品をご用意しております。

保温機能のあるアイテムや、健康サポートフードなどをぜひお試しください。公式サイトの「ハムスター・リスの製品一覧」から気になるアイテムを探してみましょう。

また、PAGEでは、ハムスターの飼育初心者の方、既にハムスターを飼っている方に向けて「ハムスターの飼い方」についての情報を発信しております。気になる方はぜひチェックしてみましょう。