ハムスターの飼育に必要なもの一覧!便利グッズをまとめて紹介

公開日:2023.10.05 更新日:2024.02.15

ハムスターはデリケートで、飼育する際は必要なものがたくさんあります。そのため、「何を用意すればいいのかな……」と心配になる方もいるのではないでしょうか。 ハムスターの飼育に必要な8つのものを準備すれば、ハムスターの健康維持につながります。また、飼育の手間を軽減したい方は、トイレ・トイレ砂、砂浴び(お風呂)、かじり木、スペアケージなどの便利グッズを用意しましょう。 この記事では、ハムスターを飼いたい方向けに、飼育に役立つグッズや用品をまとめて紹介します。

CONTENTS

記事の目次

ハムスターの飼育に必要なもの一覧

ケージの中から外を見るハムスター

ハムスターの飼育に必要なものは以下の8つです。

・ケージ
・床材(マット)
・回し車(ホイール)
・ハウス(寝床)
・餌(ペレット)
・給水器(ウォーターボトル)
・食器
・温感・冷感グッズ

ハムスターの健康を保つには、ケージの衛生状態を維持し、気温や湿度を調節する必要があります。また、餌を食べたり水を飲んだりしやすいように環境を整えましょう。

ケージ

ケージとは、ハムスターが暮らすお家のことです。ハムスター用のケージには、ワイヤータイプとクリアタイプの2種類があります。

・金網状にワイヤーを使用したワイヤータイプ
・樹脂やガラスでできているクリアタイプ

近年では、ワイヤータイプのケージよりも中が見えやすいクリアタイプのケージが主流です。

ハムスター用のケージを選ぶ場合は、広さや大きさも考慮する必要があります。例えば、ハムスター用のトイレなどをケージに入れる場合は、余裕を持ってサイズを選びましょう。

床材(マット)

ケージの底には、床材(マット)を敷く必要があります。ハムスターは、元々地下に掘った穴の中で暮らしていた生き物です。そのため、ハムスターの体が隠れるくらいの深さに床材を敷き詰めましょう。

床材には、ハムスターの足を保護する役割や、ケージ内の保温や吸湿を行う役割もあります。主な床材は以下のとおりです。

・パインチップ(松の木)
・広葉樹チップ
・紙製チップ(ペーパーチップ)
・パルプマット

回し車(ホイール)

回し車はホイールや回転輪とも呼ばれ、ハムスターが中に入って運動するためのグッズです。

元々、野生のハムスターは1晩に7~8キロメートルの距離を歩き回ることもある活発な生き物でした。ケージ飼いを長くつづけると、ハムスターが運動不足やストレス状態に陥ってしまうため、回し車の設置は必要不可欠です。

回し車はハムスターの体長に合わせて選びます。目安として、ゴールデンハムスターの成体は直径17センチメートル~21センチメートル、ドワーフハムスターの成体は直径15センチメートル~17センチメートルのものを設置しましょう。ハムスターの体が大きくなった場合は買い替えが必要です。

ハウス(寝床)

ハムスターは狭い場所に隠れて睡眠をとる習性を持っています。ケージの中であってもリラックスして眠れるよう、ハムスター専用の巣箱やハウス(寝床)を設置しましょう。

ハウスを選ぶときのポイントは3つあります。

・ハムスターの体がすっぽり入るサイズか
・ハムスターがかじっても問題ない材質か
・屋根や底板を外して掃除できるか

ハウスの大きさが体に合わない場合、ハムスターはリラックスして過ごせません。ハムスターの体が成長していくにつれて、ハウスの買い替えが必要です。また、屋根や底板を外せるタイプのハウスを選ぶと、お手入れが楽になります。

餌(ペレット)

ハムスターの主食は、ペレットと呼ばれる餌です。ペレットにはさまざまな種類がありますが、主に木の実や種を粉末状にして固めた餌を指します。

ペレットには、ハムスターの必須栄養素がバランス良く含まれているため、飼育時に準備しましょう。ハムスターの種類に合わせて選べばOKです。

ハムスターの餌というと、ヒマワリの種や野菜をイメージする方がいるかもしれません。しかし、ヒマワリの種や野菜はあくまでも副食です。特にヒマワリの種はカロリーが高く、ハムスターの肥満の原因となるため、栄養バランスを考慮して与えましょう。

給水器(ウォーターボトル)

給水器(ウォーターボトル)は、ハムスターが水を飲むための道具です。お皿に入れて水を与えると、外にこぼれたり、床材が濡れたりします。そのため、給水器を設置する方がより衛生的です。

ただし、お皿でないと水を飲めない個体もいるため、ハムスターが水分補給できているかこまめに観察しましょう。

ハムスター用の給水器は、ケージの外側に取り付けるタイプが主流です。給水器の高さは、ハムスターが立ち上がった状態で水を飲めるように調節しましょう。また、給水器の周りに受け皿を置くと、水が飛び散って床材が濡れにくくなります。

食器

ハムスターの餌を入れるための食器(餌入れ)も準備しましょう。

食器選びのポイントは3つあります。

・食器の口が広く、ぶつかったときに餌がこぼれにくい構造か
・食事のときにハムスターの体が中に入ってしまわないか
・洗いやすい陶器製の食器か

できれば、餌入れ専用のお皿を用意しましょう。専用のお皿があれば、毎日決まった量の餌をあげられるため、食事管理がしやすくなります。

温感・冷感グッズ

ハムスターは気温の変化に弱い生き物です。例えば、ケージ内の温度が30度を超えると、ハムスターが熱中症や脱水症状になる可能性があります。

ハムスターの寿命を延ばすには、ケージ内の気温を快適に保つことが大切です。そこでおすすめなのが、温感・冷感グッズです。

夏場はアルミプレートなどの冷感グッズを用意し、ハムスターが体温を下げられるようにしましょう。また、冬場はパネルヒーターがあれば、適度な暖かさを維持できます。

ハムスターの飼育に役立つおすすめアイテム

回し車の上にいるハムスター

ハムスターの飼育に役立つおすすめアイテムは以下の6点です。

・トイレ砂
・砂浴び(お風呂)
・かじり木
・おもちゃ
・おやつ
・スペアケージ

飼育の際に必須というわけではありませんが、この6つのグッズがあるとハムスターの健康管理やケージの掃除が楽になります。ハムスターを飼う方が準備しておきたいおすすめアイテムを解説します。

トイレ・トイレ砂

ハムスター用のトイレやトイレ砂があると、ケージのお手入れが楽になります。

例えば、ゴールデンハムスターはトイレの場所を覚える個体が多いため、トイレを設置しておくとお手入れが簡単です。ただし、ドワーフハムスターのようにトイレを覚えにくい種類もいるため、無理なしつけはやめましょう。

ハムスター用のトイレ砂は3種類あります。個体に合わせて選びましょう。

・掃除しやすい固まるタイプ
・かじっても良いタイプ
・低アレルギーなタイプ

砂浴び(お風呂)

野生下のハムスターは、砂が多い乾燥地帯で暮らす生き物です。そのため、ハムスターには体を砂にこすりつけ、砂浴びをする習性があります。

砂浴びをすると、体の汚れや臭いが落ちるため、皮膚を衛生的に保つことが可能です。ハムスターに砂浴びをさせたい場合は、サラサラの「浴び砂」を購入しましょう。

ケージに砂を入れておくと、ハムスターが砂を掘り、溜まったストレスも解消できます。浴び砂はあると便利な飼育グッズのひとつです。

かじり木

かじり木は文字通り、ハムスターが歯でかじるための木です。

ハムスターは、常に歯が伸び続ける生き物です。そのため、定期的に固いものをかじろうとする習性があります。ワイヤータイプのケージで飼育している場合、ハムスターが金属の網をかじり、歯や口内を痛めてしまうかもしれません。

その場合、かじり木を設置して、ハムスターが金属の網をかじらないようにしましょう。かじり木があれば、ハムスターのストレス解消にもつながります。

おもちゃ

すぐに必要なわけではありませんが、ハムスターのおもちゃを用意しておくと便利です。回し車やかじり木の他にも、さまざまなおもちゃがあります。

・ハムスターがくぐって遊ぶパイプやトンネル
・ハムスターが探検できる迷路
・ハムスターのお家にもなるハムスターハウス

ハムスターのおもちゃを置いておくと、ストレス解消や運動不足の改善につながります。まずはハムスターの飼育に必要なグッズを揃えてから、余裕があれば購入しましょう。

おやつ

ハムスターの主食はペレットですが、ときどきであれば、おやつをあげても構いません。

市販のおやつには、ドライ野菜やドライフルーツ、ヒマワリの種の他、ハムスター用のクッキーなどがあります。特に野菜や果物は、豊富な栄養素が含まれているため、おやつとして適度な量を与えましょう。

おやつのあげすぎはNGです。おやつをあげすぎると、ご飯を食べてくれなくなったり、太ってしまったりします。あくまでもペレットの副食として与えましょう。

スペアケージ

スペアケージがあれば、メインケージを掃除するときや、病院に連れて行くときに役立ちます。

・メインケージを掃除している間、ハムスターを一時的に入れておける
・ハムスターが病気にかかったとき、清潔なスペアケージに入れて運べる

メインケージを掃除している間にハムスターを入れておけば、脱走したり、部屋の中でケガをしたりするリスクを減らせます。また、動物病院に連れて行くときも、清潔なケージに入れて運ぶことが可能です。

まとめ

木くずに埋もれるハムスター

ハムスターを飼育する場合は、少なくともケージ、床材、回し車、ハウス、ペレット、給水器、食器、温感・冷感グッズの8つを準備しましょう。こうしたグッズは、ハムスターの体を健やかに保ち、運動不足やストレスを解消する上で欠かせません。

ハムスター向けのグッズやフードをお探しなら、ペット用品の総合メーカー「マルカン」がおすすめです。ハムスター用のおやつやおもちゃも、マルカン公式サイトの「ハムスター・リスの製品一覧」で購入できます。

また、PAGEでは、ハムスターの飼育初心者の方、既にハムスターを飼っている方に向けて「ハムスターの飼い方」についての情報を発信しております。気になる方はぜひチェックしてみましょう。

この記事をシェア